自転車旅行! ~瀬戸内400kmの旅~ 其の参
前回の記事(http://88bit.hatenablog.com/entry/2013/09/15/011626)の続きです。
今回は夜に移動したため、写真がないです。ご了承ください。
2日目は深夜0時に姫路を出発しました。この日の目標到着地点は尾道。
1日目の遅れを取り戻すためと、今回の旅の目的の尾道としまなみ海道に時間を
多く割くために、2日目で尾道に到着しなくてはいけませんでした。
まず姫路から相生市まで、約33km(多分)。
なんとかたどり着いた相生駅の前のローソンで休憩しているとき、友達も僕も本当に心が折れかけていました。
たたでさえ疲れているのに、これから真っ暗の中、兵庫と岡山の県境にそびえ立つ峠を越えなければいけなかったからです。
今回の旅で一番きつかった所です。実際にここを自転車で通る予定がある方は
参考にしてください。
この峠を越えるには、国道2号を使いました。
そこで一番怖いのはトラックです。
乗用車なんてほとんど通りません。9割方トラックです。
ほとんどのトラックは大幅に避けて通ってくれますが、たまにすげー幅寄せしてくるトラックがいます。(多分対向車の兼ね合いだと思います)
数回すれすれで通りすぎたのですが、友達曰くサイドミラーが僕の頭の上を通過したそうです。
それ以降、トラックの音を聞くだけで恐怖心が呼び起こされます。
しかし峠は思ったほど長くなかったので、意外にすぐ頂上についてビックリしました。
ここから後は下りになるのですが、国道2号は下りの途中でトンネルがあり
これを超えるのがまたしんどかったのです。
そのトンネルは歩行者、自転車が通るのが危険だということで側道があります。
この側道、入口の看板には歩行者、自転車用と書いてあるのですが人が全く通っていないのか
道は草や枝、木などが散っていてとにかく進みにくかったです。
加えてかなりの傾斜、それもそのはずトンネルの上を側道が走っているからです。
まともに自転車をこげる状況ではなかったので、懐中電灯で道を照らしながら歩きました。
それだけなら、良かったのです。
いきなり草むらがガサガサいっていると思ったら、目の前を何かが横切ったのです。
友達とビクビクして進むと、また何かが横切り、懐中電灯がその姿を捉えました。
イノシシです。
真っ黒の影だけとらえたものの、四足歩行するその輪郭ではっきりと分かりました。
追い打ちをかけるが如く、坂道はさらに急になっていき、足場も悪くなっていきます。
その後も数回横切り、恐怖心に晒され続けた心は側道を通過したころには疲れ切っていました。
続きます。