2013 全仏オープン 錦織圭 VS ブノワ・ペール
フランスでの完全アウェイということで、誰もがこの試合は難しい試合になると予想したことと思います。
相手のプレースタイルはかなりトリッキーで、持ち味はバックハンドの多彩さだと思います。
錦織も相手のバックハンドを警戒して、フォアを狙う場面もいくつかありました。
ペールのドロップショットは絶妙で、錦織が後ろにスプリットステップを踏んだタイミングに落とし、
たとえ拾われても、次の準備がしっかりしていたのでパスできっちり処理していました。
さらに同じフォームから繰り出されるクロスやダウンザラインの強打も強烈で、かなり苦しめられたことだと思います。
また、大事な場面で嫌な間を取る、フランス人特有の過剰な応援など
メンタルが試される試合だったと思います。見てるこちらも嫌な気持ちになりました。
なので勝ったときは自分のことのように喜びました。
よく耐えたと思います。もし私なら試合中イライラしてしまいそう…
試合後のインタビューで少ないチャンスをものに出来たと言っていましたが、
ほんとにその通りだと思います。お互い流れに乗りきれず、イージーミスの連発、
そのなかで微かな勝機を錦織が先に掴んだ試合だと思いました。
さて次はナダルですが、ある意味全仏での目標は達成かな?って感じですね。
ってこんなこと言ったら怒られますね。
間違いなく格上ですので、自分の力を試すって意味でチャレンジャーでいてほしいですね。
赤土の王者相手にどこまでやれるか、非常に楽しみです。